Pythonのバージョン確認方法まとめ:コマンドからコード内まで
はじめに
Pythonを使っていると、バージョンを確認したい場面が頻繁にあります。
- 新しいPCで環境を構築したとき
- エラーが出てバージョンが原因か調べたいとき
- スクリプト内でバージョンによって処理を分けたいとき
この記事ではターミナルコマンドからPythonコード内まで、バージョン確認の方法をまとめて解説します。
ターミナルで確認する
基本コマンド
python3 --version
Python 3.13.2
-V でも同じ結果が得られます。
python3 -V
macOSやLinuxでは python3 コマンドを使うのが一般的です。環境によっては python コマンドが使える場合もあります。
python --version
どのPythonが使われているか確認する
which コマンドでPythonの実体がどこにあるか確認できます。
which python3
/usr/local/bin/python3
バージョン管理ツールやvenvを使っている場合、パスが異なります。
# pyenv経由の場合 /Users/username/.pyenv/shims/python3 # venv有効時 /path/to/project/.venv/bin/python3
Pythonコード内で確認する
スクリプトの中でバージョンを取得したい場合は sys モジュールを使います。
sys.version(文字列)
import sys print(sys.version)
3.13.2 (main, Feb 4 2025, 14:51:09) [Clang 16.0.0 (clang-1600.0.26.6)]
ビルド情報も含む詳細な文字列が得られます。
sys.version_info(構造体)
バージョンを数値として扱いたい場合は sys.version_info が便利です。
import sys print(sys.version_info)
sys.version_info(major=3, minor=13, micro=2, releaselevel='final', serial=0)
バージョンによって処理を分岐する場合はこちらを使います。
import sys if sys.version_info >= (3, 11): print("3.11以上") else: print("3.11未満")
platform.python_version(シンプルな文字列)
major.minor.micro 形式のシンプルな文字列が欲しい場合は platform モジュールも使えます。
import platform print(platform.python_version())
3.13.2
pip のバージョンを確認する
パッケージ管理ツール pip のバージョンも合わせて確認しておくと便利です。
pip3 --version
pip 24.3.1 from /usr/local/lib/python3.13/site-packages/pip (python 3.13)
インストール先のPythonバージョンも表示されます。
venv(仮想環境)でのバージョン確認
プロジェクトで仮想環境を使っている場合、有効化後に確認するとそのプロジェクト用のPythonバージョンが表示されます。
# 仮想環境を有効化 source .venv/bin/activate # バージョン確認 python --version
Python 3.13.2
仮想環境が有効なときは python コマンドで直接確認できます。
コマンドが見つからない場合
command not found: python3 が出る場合は以下を確認してください。
Pythonがインストールされていない
macOSにはデフォルトでPythonが入っていないことがあります。Homebrewでインストールできます。
brew install python
PATHが通っていない
インストール済みなのにコマンドが見つからない場合はPATHの確認が必要です。
echo $PATH
バージョン管理ツール(pyenv・mise)を使っている場合は、シェルの設定ファイルに初期化コードが追加されているか確認してください。
まとめ
| 方法 | 用途 |
|---|---|
python3 --version |
ターミナルで手軽に確認 |
which python3 |
どのPythonが使われているか確認 |
sys.version |
コード内で詳細情報を取得 |
sys.version_info |
コード内でバージョン比較・分岐 |
platform.python_version() |
コード内でシンプルな文字列を取得 |
pip3 --version |
pipのバージョンと対応するPythonを確認 |
複数のプロジェクトで異なるバージョンを使い分けたい場合は、バージョン管理ツールの導入がおすすめです。「Pythonのバージョン管理:pyenv・miseの使い方と切り替え方法」で解説しています。